広州から特急列車で香港入りするはずが、電車のチケットが完売で相乗りの怪しいバンで移動することに。約2時間半かけてやっとやっと香港への入り口深セン駅に到着しました。ゴールは目前!ここから約1時間で尖沙咀駅に到着する予定です。
ここまでの道のりと珍道中はこちらの記事に書きました。
スーパー親切な香港人、YY氏と出会う
バンから降りた場所から深センえきが見えなかったので同乗していた男性に尋ねてみると、私たちと同じ理由で相乗りバンに乗ることになった、と。
自分も香港へ帰るから案内するよ!って言ってくださいましたので、お言葉に甘えて一緒に行くことにしました。
旅行をしていると度々こういう親切な人にであったり、ラッキーなことがあったり.....今のところ危険な目に合うことなく、1人旅でもこういうことが良くあって本当にありがたいなぁと感じました。
YY氏のお陰で無事に香港入り出来ました!時刻は23時前... 本当なら香港には18時前後に到着しているはずでした。
夕食も北京ダックを予約していたけど、次の日のランチに変更。私たちは午後から何も食べていなくてお腹がペコペコだったので、YY氏におすすめのお店をきくと一緒に食べよう!ということになり、そこへも案内してくれました。旅先で困った時はやっぱり地元の人だよな。本当にありがたい。
地元人のおすすめレストラン 尖沙咀の佳記餐廳 (宝勒巷)
深夜に食べるにはヘビーだけど半日ぶりの食事なので気にせず食べます。
料理の名前は忘れてしまったけど写真付きのメニューだったので注文もしやすかった。
麺、肉、米系、一品料理、朝食、メニューの種類も多くて何食べようか迷った時にこういう店は助かります。
左上はカレー味のビーフン。YY氏のお気に入りメニュー。右はチキン&ポークのプレート。手前は私が注文した牛肉の炒米麺。
3品ともYY氏がおすすめしてくれたメニューの中から選びました。
私はお酒を全く飲まないので食事の時はコーラか炭酸類なんですけど、このドリンクがめちゃくちゃうまい!!!
その名も鹹檸檬七喜 ( 咸檸檬七喜 ) Salty Lemon Seven up 又は Sprite
この丸い果実は塩漬けレモン。スプーンで潰して酸っぱいしょっぱい味を出して、甘味たっぷりの炭酸類で割って飲む。店によってセブンアップだったりスプライトだったり。私が頼んだ店はスプライトでした。
この甘・塩・酢の組み合わせが何とも美味!!香港へ行ったら是非!地味におすすめです。
これは牛肉の炒米麺。炒め麺系が好きなら注文すべし一品です。ごま油と醤油の味付けでちょっとピリ辛。伝わるかな...鉄鍋で炒めたあの香ばしい風味が絶品!
ピリ辛なんだけどここにさらに激辛ラー油をかけるとさらにうまい。瓶の底に唐辛子が沈んでいるのでかき混ぜて~。ふつうのラー油より辛くておいしいです。
辛くてヒーヒーなりながらソルティーレモンソーダで口を休める。はい!最高ー!
旅先で勇気をだして声をかける
こちらが香港までの移動と食事処まで紹介してくれたYY氏。(顔写真OKをもらっています)
移動中には自己紹介も兼ねて色々な話をしました。私たちは広東語を離さないので会話は英語。YY氏は勉強していた英語を実践する場ができて嬉しいと言って楽しそうでした。日本人と友達のように話したことは初めてだそうで、もともと好奇心旺盛で人懐っこい人なんだろうな、フレンドリーで気の良い人という印象。
彼は2児のパパで職業は音楽大好きなギターの先生。小学生くらいの子供に教えているそうです。彼自身もミニコンサートで演奏したりと現役のギタリスト。
食事前の写真。これは出されたお水だけど、こんな風にまずは洗うらしい。お茶やお湯が出されれば、湯呑に入れて洗う。
副業としてカトラリー洗浄業を立ち上げて経営しているそう。レストランなどで食事前に出されたお茶や熱湯でお箸やお皿を自分で洗うということについてガイドブックや食事のちょっとした注意点に載っていて知ってる人もいるかと思いますが、衛生状態があまり良くないためにそうするんだって。今は昔ほど悪くはなく一般的なレストランでは問題ないそう。なんだけど、洗浄業を自分でやってるくらいだからまだ衛生状態が安全とは言えない店もあるんだろうな・・・。
さあ、楽しい食事を終えてホテルへ向かいます。
香港ではシングルルームのあるゲストハウスを予約してあります。この場所から徒歩ですぐですが、YY氏が宿まで送ってくれました。
思いがけずこんなラッキーなこともあるもんだなぁと感激しながら最後の最後まで親切な人に助けられ無事に長くて濃い一日を終えたのでした。
色んなことがあって・・・だから旅は面白い!