2月下旬、ニューヨークへ行く際、DELTA航空の羽田発 (HND) ーミネアポリス (MSP)ー ニューアーク (EWR) 行きを利用しました。
セキュリティーチェックが強化されたためか、チェックインと日本を出国するときにセキュリティースタッフと警察官による尋問やドラッグ検査を追加で受けました。まさか日本で受けたセキュリティーチェックがアメリカの入国審査に影響しているなんて…まったく思ってもみませんでした。
尋問、検査の詳細はこちらに書いたので気になる方は読んでみてください ↓↓↓
尋問や検査で搭乗が一番最後になってしまい焦りながらの出発になりましたが、無事にアメリカ、セントポールミネアポリスに到着。
初めてアメリカに行ったとき、アメリカの入国審査は時間が掛かるというのはあらかじめ調べていたけど、乗り換え時間が1時間40分でした。機内持ち込みのみの荷物でしたが、VISITERの列で1時間待ち、走ってゲートまで行った覚えがあります。なので今回は余裕をもって2時間43分のチケットを購入しました。2回目の入国以降はCITIZEN (市民)の列に並ぶことができるので、待ち時間は20分ほどで順番が回ってきました。
アメリカに来たのは3回目で入国審査で聞かれる質問もほとんど同じような内容だと思っていたのですが、今回はなぜか質問数が多かった。
大体の人が聞かれる質問は...
・アメリカへ来た目的は?
・何日間滞在するか?
・宿泊先はどこ?
・持ち込めない食べ物は持っているか?
・帰りのチケットを持っているか?
・仕事は何をしているか?(聞かれなかった時もあり)
などなど、返答に対してさらに少し質問されるくらいでしょうか。
今回私は「9日間の滞在でニューヨークに住む彼氏に会いに来た。4日間はニューアークのホテル、5日間は彼の友達の家に滞在する」と答えました。
それに対し、
・その彼とはいつ、どこで出会った?
・どうして付き合うことになった?
・付き合ってどれくらい経つ?
・会いに来たのは何度目?
・彼の仕事は?
・彼は住所を持っている?
・ニューヨークのどこに住んでいる?
・他の国へ出掛けたことは?
この返答に関しては問題なし、だったと思う。
さらに、
・あなたの仕事は?
・初めてアメリカに来たときはどんな目的?
・その時の滞在日数は?
・その時はどこに泊まった?
これも問題なしだと思った。
が、しかし!!!
別室でまだ尋ねることがあるので奥のスペースで待機していなさい、と。
えぇぇぇぇ~~~~~!!!
予想外の展開に不安でいっぱいになりました。
このドアがとてつもなく怖く見えて、ドキドキしました。
私は一人旅をしてはいますが結構小心者でして、ここで写真撮影をしたら怒られるんじゃないかとか色々考えてしまって、何とか取れた写真がこれ一枚です。
でね、ここへ来てやっと状況が理解できました。日本の搭乗ゲートで追加尋問を受けた人たちと同じ人が追加尋問の順番待ちをしていたのです。おじさんと若い青年。
日本で引っかかるとアメリカでも引っかかる、のだと思います。
こんな場所でまた会ったね!なんて話をしつつ、お互いヤレヤレな表情でした。
このドアの近くにカウンターがあってスタッフが数名いました。そこでまた入国審査で聞かれたことと同じような質問をされます。
それらに加えて、
・仕事の内容は?
・どれくらい勤務しているか?
・ニューヨークで尋ねる相手の詳細など。
そして、受託手荷物を取りに行って、今度は荷物検査のためにその恐怖の扉の前で待ちます。
部屋に呼ばれるとボディーチェックです。そして薬物検査。小さな紙で腕や足手の表面をなぞり、その後荷物検査をされます。
持ち込めない食べ物は持っていないか?などの確認をされた後、手荷物と受託荷物を渡して検査が終わるまで部屋の外で待機。携帯電話は渡さなくてOKでした。
スーツケースには日本のお餅、チョコレート、ろうそくを入れていましたが問題ないそうです。
荷物検査が終わり、滞在先の住所が存在しているかの確認 (多分) があり、もう一度カウンターで航空券とパスポートのチェック。
そして、やっと「行ってよろしい!」のひと言!
ここまでで2時間弱掛かりました。
通常の入国審査 → カウンターで尋問 → 周っている荷物をピック →別室でボディーチェック 薬物検査 → 荷物検査 (外で待機) → 滞在先確認 → カウンターでパスポート、チケットのチェック → GO!の流れでした。
緊張の為かドッと疲れました。
でもね、でもね。
入国審査でされた質問は意地悪なものではなく、スタッフの対応も乱暴ではなかった。にこやかではないけど。入国拒否のスタンスではなく、あくまでも自国の安全のために詳しく訪ねているという印象でした。
ゆっくり話してほしいといえばわかりやすく話してくれたし、簡単な表現で話して欲しいという要望も聞き入れてくれて、こちら側も自分の詳細を正しく伝えようという誠意が伝わったようにも感じた。
例えめちゃくちゃな英語であっても、発音が上手に出来なくても、自分の出来る限りでの英語で真剣に答えれば確実に伝わると感じました。
そして、わたしは出川哲郎はやっぱり凄いと思った。( TV番組、初めてのおつかい )
入国審査と空港での変なエピソード
これは余談ですが、私が初めての入国審査で宿泊先を聞かれたとき、Airbnbで見つけたホストの家に泊まる予定でしたが、英語にあまり自信がなくテンパってしまい知り合いの家に泊まると答えました。簡潔に答えたつもりでしたが結構突っ込んで聞かれました。
知り合いって誰だ?
どうやって知り合った?
家は知っているのか?
住所を言ってみて?などなど。
私はとっさにホストのプロフィールを思い出して、国籍も性別もゲイファミリーも誰でも大歓迎の人で彼自身もゲイで、ネットで見つけた。と答えました。
そしたら、
お前はゲイなのか?
ネットで知り合ったゲイの友達なのか?
初めて会うのか?と。
今思えばツッコミどころ満載なのですが、その時は予想外の質問にパニック!簡潔に答えるつもりがワケの分からない話になってしまったのを覚えています。皆さんはきっともっとスマートに答えると思いますが自信をもって事実をわかりやすくが一番ですね。余計なことを言うとツッコミの嵐が来るでしょう。
搭乗まで45分でボーディングタイムまで15分しかないので小走りでゲートへ向かいます。このミネアポリス・セントポール空港 (MSP) はすごーく広くて移動が大変!!
だけど免税店は充実していて魅力的なお店やカフェもたくさんあるので、時間がある方はゆっくり見て回るのもおススメです。高級ブランドはもちろんかわいい雑貨屋さんも要チェックです!
そして、ニューヨークへ行く方は特に!ミネアポリスに到着前に必ず世界時計セットしてください!
行先にもよりますが、時差が1時間あります!
もちろん!私は到着前に携帯の時計の設定をミネアポリスの時間にしてました。海外旅行と時差は忘れちゃならない重要なポイントだからです。そんなことも忘れるようじゃ一人旅なんて出来ませんよ!くらいに自信満々だったのですが、到着時刻を彼に連絡して事情を諸々説明たところ...
「お前はすでに飛行機に乗り遅れている!」って言い出すんですよ。
絶対そんなことないのに。「のんきに電話なんかしている場合じゃない!どうするんだ!ワ~!ワ~!ワ~!」ってテンパって騒いでいたんですよ。
アメリカに住んでいる人が本気でテンパってるから、私もだんだん心配になって自身無くなってきて、世界時計でニューヨークの時間を確認したら、乗り遅れたっぽい…。
頭が真っ白で、乗り遅れた現実を受け入れられなかったけど、体は勝手に猛ダッシュ。動く歩道をひたすらダッシュ。ヘロヘロになってゲートまでたどり着いて、チケットをバンッ!てカウンターに叩きつけて、息切れ状態で、私は飛行機に乗り遅れたのか?!って聞く...
「 まだ。 」だって。
彼に、「私は間に合ってます」って連絡したら、カウンターのスタッフと直接話したいって言うから、Face Timeに繋いでスタッフが彼に説明していました。
スタッフだって忙しいだろうに親切に説明してくれてさ。しかも彼は、彼女は英語がよく分かっていないからだなんてスタッフに話して、自分の心配性を人のせいにしています。
ウケるんですけど、この絵、状況。なにこれ?(笑)
結局、アメリカ国内で時差があることを知らなかったのは彼のほうで、私は正しかった! まさかと思って自分がブレて同じくテンパりましたけどね。
というわけで、何の話か分からなくなりましたが、
・追加尋問には2時間近く時間を取られて大変だったよ。
・アメリカ国内でも時差が1時間あるから、時計のセットは忘れないでね
ということが話したかったです。
おわり。
その他の搭乗記はこちら。
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私の記事が少しでも皆さんの旅行に役に立つとうれしいです。素敵な旅になることを願っています!時差や入国審査でテンパることなく楽しい旅ができますように~。